どうもどうも! 私の住むトロントはすっかり秋です。
また「翻訳者のための書評講座」を開きます。この講座は、書評の書き方を学ぶだけでなく、書評同人誌をつくる活動もしています。書評講座のお知らせに続き、同人誌活動の案内もありますので、お読みください。
つまりはですね、書評を書く、採点と合評から参加、同人誌づくりに参加の3つの関わり方があるということ。興味のある方は、是非ご検討ください。
同人誌の創刊号は増版と再販の問い合わせも多いため、ある出版社に商業誌として出版してもらえないかとお願いをしているところです。この講座を受講する人は読みたいですもんね! 朗報をみなさんに届けられるといいなぁ〜
それと、われらの講師、豊﨑由美さんについてアエラ・ドットから記事が出ていました。講座のあとの交流会でも、よくこういう話をしてくださいます。いつもとても面白い話が聞けて楽しいですよ。
日時:11月16日(土)日本時間13:00より
課題書:
『缶詰サーディンの謎』(ステファン・テメルソン著、大久保譲訳、国書刊行会)
『邪悪なる大蛇』(ピエール・ルメートル著、橘明美、荷見明子訳、文藝春秋)
自由選書(邦訳が出ている文学作品またはノンフィクション)
「作者紹介」型の書評や、「~におすすめしたい3冊」型の書評も今回は大歓迎!
以上の条件や形で書評を書いてください。複数提出もありですよ! 書評でなくて、「訳者解説」も歓迎です。
場所:Zoom(録画します)
所要時間:2時間(このあと懇親会が続きます)
受講費:1500円
人数:20名まで(先着10名の書評または訳者解説を講評&合評。残りの10名は採点と合評からの参加)
申し込み方法:knsbookclub@gmail.com またはXの @kyonittaにDMをお送りください。書評執筆希望の方はお早めにお願いします。お申し込みいただいた方には、詳細をメールでお知らせいたします。
「書評」を書く方は800〜1600字。「訳者解説」のつもりで書いた方は1600〜3200字。自分がどちらにしたか明記してください。また、「書評」を選択した人はどういう媒体に載せるつもりで書いたか、最後に(想定媒体=○○××)と付記してください。字数は厳守です(タイトルは数えない)。20字詰めで、800字の場合は40行を、1600字の場合は80行をイメージして書いてください。
流れ:作品を読んで書評提出 → 採点 → 講評 → 合評 → 懇親会
提出方法:ワードファイルで作成(縦横のレイアウト、フォントやサイズはお好きなように)。無記名でお願いします。
提出日:11月6日(水)(海外在住者はご自分のタイムゾーンで)。knsbookclub@gmail.com宛に送ってください。
提出作品をこちらでまとめます。11月13日(水)までに書評の採点をお願いします。申し込みをしていただいたときに、この「採点」の説明をします。
また、いったんお支払いいただいた受講料は、いかなる理由でもお戻しできません。講座は録画しますので、その録画をご覧いただくことになります。
同人誌制作概要
書評講座のあとに、同人誌(書評集)を制作します。
・希望者のみ参加 ※採点からの受講者も可
・掲載原稿1本あたり、①制作費の支払い、②一定部数の買い取り から選択
・原稿は20字×40-50行/1原稿(予定)、縦書き ※講座と原稿文字数が異なります
・クレジットあり
・基本的に書影つき
・最小催行数:8原稿 ※1人あたり複数本の掲載可
・第1~8回書評講座の原稿、その他の書評が対象
今週の書評
Bookpotters のお一人、眞鍋恵子さんの書評が9月7日発行図書新聞3654号に掲載されました。作品は、アマンダ・ゴーマン著『わたしたちの担うもの』(鴻巣友季子訳、文藝春秋)です。ぜひお読みください。
https://note.com/yasushi_kaneko/n/n1b428a056446
Bookpotters のお一人、上原尚子さんは書評を2本書かれました。
週刊読書人8月30日号がまず1つ。作品は、北方謙三著『黄昏のために』(文藝春秋)です。「死を意識せざるを得ない年齢となって、自分が本当に描きたい物は何なのかと葛藤する画家を主人公にした連作短編集」なのだそうです。
もう1本は、9月21日発売の図書新聞3657号で、スーザン・マン著『張家の才女たち』(東方書店)です。
豊﨑由美さんの新刊
豊﨑さんは現代詩にも詳しい。近日、『カッコよくなきゃ、ポエムじゃない!――萌える現代詩入門』という新刊が思潮社から出るとのこと。現在、予約受付中です。
長くなりましたが、次号もお楽しみに!