第五回は師走に!
待ってました! 次の詳細で、第五回「翻訳者のための書評講座」を開催します。
日時:12月2日(土)日本時間13:00より
課題書:
ものまね鳥を殺すのは:アラバマ物語(ハーパー・リー著、上岡伸雄訳、早川書房)
「神は俺たちの隣に」(ウィル・カーヴァー著、佐々木紀子訳、扶桑社ミステリー文庫)です。
自由課題(翻訳作品に限る、ノンフィクションも可)
以上のうちどれを選んでいただいても結構です。2冊選んで書評を書いていただいてもかまいません。
場所:Zoom(録画します)
所要時間:2時間(このあと懇親会が続きます)
受講費:1500円
人数:30名まで(先着12名の書評または訳者解説を講評&合評。残りの18名は採点と合評からの参加)
申し込み方法:knsbookclub@gmail.com またはXの @kyonittaにDMをお送りください。12名の書評執筆枠はもう残りわずかです。希望の方はお早めにお願いします。
「書評」を書く方は800〜1600字。「訳者解説」のつもりで書いた方は1600〜3200字。自分がどちらにしたか明記してください。また、「書評」を選択した人はどういう媒体に載せるつもりで書いたか、最後に(想定媒体=○○××)と付記してください。字数は厳守です(タイトルは数えない)。
流れ:作品を読んで書評提出 → 採点 → 講評 → 合評 → 懇親会
提出方法:ワードファイルで作成(縦横のレイアウト、フォントやサイズはお好きなように)。無記名でお願いします。
提出日:11月20日(月)(海外在住者は、ご自分のタイムゾーンの11月20日で)。knsbookclub@gmail.com宛に送ってください。
提出作品をこちらでまとめます。11月28日(火)までに12点の書評の採点をお願いします。申し込みをしていただいたときに、この「採点」の説明をします。
また、いったんお支払いいただいた受講料は、受講者の都合でキャンセルした場合、お戻しすることができません。講座は録画しますので、その録画をご覧いただくことになります。
講座のあとで書き直しを発表する場を note に用意しています。こちらは自由参加です。
今週の気になる書評
BOOKPOTTERSの一人、眞鍋恵子さんが書いた、ジョゼ・サラマーゴ『見ること』(雨沢泰訳、河出書房新社)の書評が図書新聞の10月7日号に掲載されています。note でも読めるので、そちらのリンクを貼っておきます。
今年のノーベル文学賞はノルウェーのヨン・フォッセが受賞し、邦訳がないことで一部話題になっていました。海外文学がノーベル賞の発表のときくらいしか、国民的な話題にならないのはちょっと残念ですが、どうして一般の人は海外作品を遠くに感じるのか、ちょっと気になりますよね。
眞鍋さんの書評の最後にある。「私たちはしっかり遠吠えをしているだろうか」という一文が、心にささりました。