読書会&メンバーの活動報告
そしてフランクフルトのブックフェアに行きます
北国のカナダも9月末だというのに暑いです。例年10月初めには、カナダの公園はアイスホッケーリンクに氷を張る準備に入るのですが、まだ夏のスポーツをしている人がいっぱいです。ピックルボーラーの私はこの天気を歓迎していたのですが、さすがに心配になってきました。
10月半ばから、フランクフルトの国際ブックフェアに新田は参加します。「私も行くよ!」という方がいらっしゃったら、ぜひお声かけください。フランクフルトへは行ったことがあるので街の大まかな地理はわかるのですが、昼ごはんや晩ごはんをご一緒してくださる方がいるとうれしいです。古い友人が版権の交渉に行くと言っていたので、とりあえず1人は食事仲間がいる感じです。1人では足りん!!
Bookpottersの読書会
9月はパーシヴァル・エヴェレット著『ジェイムズ』(木原善彦訳、河出書房新社)の読書会を開きました。さすが翻訳者のみなさん、知識があって、いちいちメモをとりたくなるような意見&読み方が目白押し。参加者の間でのいちばんの疑問点は……
『ジェイムズ』の第11章で、拳銃を持ったジェイムズが「私は死の天使。甘き正義を正すために来た」と言う。これはジェイムズがどこかで読んだ言葉? 何かの引用? 宗教的でもあるし、前から考えて用意していた言葉みたいに聞こえるし、どうしてジェイムズは突然こんな決め台詞を言うのか?
みなさんはどう思われましたか?
次回の読書会は「課題書を決めるために本について雑談する」回です。
Bookpotters の書評!
眞鍋惠子さんの書評です。
2025年8月9日発行の図書新聞3699号に塩田武士著『踊りつかれて』(文芸春秋)の書評が掲載されました。書評は下記リンクからもお読みいただけます。
https://note.com/yasushi_kaneko/n/n1888f766de83
2025年9月13日発行の図書新聞3703号に、ラグナル・ヘルギ・オウラフソン著『父の四千冊 アイスランドのアーティストによる回想』(小林玲子訳、作品社)の書評が掲載されました。書評は下記リンクからもお読みいただけます。
https://note.com/yasushi_kaneko/n/n6dc955923552
待場京子さんの書評です。
2025年7月12日発行の図書新聞3695号に、デボラ・ホプキンソン著『こうしてぼくはスパイになった』(服部京子訳、東京創元社)の書評が掲載されました。おとなも子どもも楽しめる冒険ミステリです。書評は下記リンクからもお読みいただけます。
https://note.com/yasushi_kaneko/n/n4ce7c78cc469
引き続き、トロントの生活情報誌「Torja(トルジャ)」でも「翻訳の窓から — 書評で読む世界」というコラムで、Bookpottersが書評を書いています。紙版が先行するので、2カ月ほどずれて下記リンクからもお読みいただけます。
Bookpotters の訳書!
Bookpottersの檀原美奈さんからこんなご案内がありました!
既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、7/23に作品社様から刊行されたフランク・ロイド・ライト著、上杉隼人編訳の『浮世絵のみかた』をご紹介します。訳稿の確認というかたちで、微力ながら私も少しお手伝いをさせていただきました。
あの世界的な建築家フランク・ロイド・ライトが、実は日本の浮世絵の大ファンであったことはご存じでしょうか。本書の中には、
■浮世絵をはじめとする日本の芸術や日本人の暮らしを、西洋文化に比較して讃える評論
■優れた浮世絵を大量に購入し、アメリカで歌川広重の展示会を開催した時のパンフレット序文
■来日時の体験と浮世絵作品の景色が融合したようなエッセイ
■上質な用紙と印刷でじっくり鑑賞できる有名な浮世絵図版96点
■浮世絵や西洋美術に詳しくなれる訳註多数
などが収められています。
書誌情報はこちらをご覧ください。
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784867931028
そして、ライトが設計したレトロモダンな名建築、自由学園明日館にて、11/20に刊行記念講演が開かれます。
ご興味のある方は、下記のリンクからPeatixのページで詳細をご覧のうえ、お申込みください。
https://peatix.com/event/4572332
芸術の秋に、日本の浮世絵とライトの名建築を同時に味わえる絶好の機会になるでしょう。
わたくし新田享子は久々に手芸の技法書を訳しました。かぎ針編みの編み地をきれいにみせるためのテクニック満載。写真もいっぱい。2025/10/22 発売予定で、アンナ・レイジナ著『The Knotty Boss が教えるかぎ針編みのひみつ』(日本文芸社)です。
https://www.nihonbungeisha.co.jp/book/b10144692.html
それではみなさま、また次号でお会いしましょう。

