みなさま、いかがお過ごしですか? 私が住むトロントは冬らしい冬もなく(暖冬)、春らしい春もなく(雨や曇り空が多かった)、いったいどのような夏が来るのかと気になっているところです。
さてさて、4月30日にポール・オースターがお亡くなりになりました。そこで、今回の書評講座を追悼回にすることにしました。
オースターはアメリカの作家ですので、英語以外の言語の翻訳者でも参加しやすいように、自由選書の枠をアメリカ以外の国の家でオースターと絡められそうな作品を選んで書評するというコーナーにしました。課題書以外のオースター作品で書評をしてもらうのも歓迎です!
特別企画なので、今回の講座で書評を磨き、BOOKPOT編集部主導で同人誌も作る予定です(どの作品を同人誌に載せるかは編集部の判断になりますが)。
みなさま、こぞってご参加ください。
日時:7月13日(土)日本時間13:00より
課題書:
「ムーン・パレス」(柴田元幸訳、新潮文庫)
「幻影の書」(柴田元幸訳、新潮文庫)
自由選書
たとえば、上記以外のオースター作品
オースターの影響を受けた作家
オースターが影響を受けた作家
オースターと同時期に活躍し、何からかの対比ができる作家、
アメリカ以外の国の作家で、オースターがらみで紹介したい作家の作品などなど以上のうちどれを選んでいただいても結構です。2冊選んで書評を書いていただいてもかまいません。
場所:Zoom(録画します)
所要時間:2時間(このあと懇親会が続きます)
受講費:1500円
人数:20名まで(先着10名の書評または訳者解説を講評&合評。残りの10名は採点と合評からの参加)
申し込み方法:knsbookclub@gmail.com またはXの @kyonittaにDMをお送りください。書評執筆希望の方はお早めにお願いします。お申し込みいただいた方には、詳細をメールでお知らせいたします。
「書評」を書く方は800〜1600字。「訳者解説」のつもりで書いた方は1600〜3200字。自分がどちらにしたか明記してください。また、「書評」を選択した人はどういう媒体に載せるつもりで書いたか、最後に(想定媒体=○○××)と付記してください。字数は厳守です(タイトルは数えない)。20字詰めで、800字の場合は40行を、1600字の場合は80行をイメージして書いてください。
流れ:作品を読んで書評提出 → 採点 → 講評 → 合評 → 懇親会
提出方法:ワードファイルで作成(縦横のレイアウト、フォントやサイズはお好きなように)。無記名でお願いします。
提出日:7月3日(水)(海外在住者はご自分のタイムゾーンで)。knsbookclub@gmail.com宛に送ってください。
提出作品をこちらでまとめます。7月10日(水)までに書評の採点をお願いします。申し込みをしていただいたときに、この「採点」の説明をします。
また、いったんお支払いいただいた受講料は、いかなる理由でもお戻しできません。講座は録画しますので、その録画をご覧いただくことになります。
今週の書評
Bookpotters のお一人、江戸智美さんの書評 リチャード・ライトの『地下で生きた男』(上岡伸雄訳、作品社)です。ぜひお読みください。
https://note.com/yasushi_kaneko/n/na1fef8a1403e?sub_rt=share_pw
「今週」の書評ではなく、少し前に発表されていたのですが、ニュースレターの発行のタイミングとうまく合わず、お知らせが遅れました。
今週のお知らせ
前回お知らせした、Bookpotters のお一人、尾張惠子さんが「万庭苔子」名で参加されている、『沈んだ名 故郷喪失アンソロジー』のクラファンが成功とのこと。おめでとうございます! 読むのを楽しみにしています。クラファンも努力なしでは、なかなか達成できないと思うのですが、勇気づけられますね!
クラファンページはこちら。